タロットカード【隠者】正位置・逆位置の意味とキーワードをまとめて解説
目次
タロットカード【隠者】の基本意味
9. 隠者. THE HERMIT
「隠者」は、自らの内面と真摯に向き合うことを表すカードです。描かれている老人がひとり寂しく佇んでいるのは、一面が氷となった荒れた大地。老人は、世間から離れたところに身を置き、自分自身を深く探求しようとしています。1つ前の「力」では、ライオンのような野性的な本能をコントロールする根気強さが描かれました。ここでは、さらに深く自分自身や物事を掘り下げて真理を掴もうとするのです。
また9にナンバーを持つタロットである「隠者」のカードは、慈悲深さや癒しに関するエネルギーも秘めています。
隠者に描かれたシンボルの解釈
ランタン
- 右手で持つのは信念の証
- インスピレーション
先端が尖ったフード
- 見えない力への敬意
長い白ひげ
- 年長者
- 豊かな経験
老人の長いローブ
- 人目から守る
- ひとりの世界
隠者の意味とキーワード
正位置
Keyword
自己探求
じっと目を閉じ、耳もふさげば、自分の内面から語りかける声に気付くことができます
隠者の正位置の意味は?
真剣に内面を掘り下げる状態を示しています。だからこそ孤独や迷いを味わうこともありますが、それは決して悪いものではなく、自分をより成熟させる栄養です。
正位置キーワード
理想の追求/悟り/ひたむきに進む/追求する/自己発見/人道的/自分と向き合う/深く考える
【正位置】悩み別読み解き例
恋愛語り合い/相手は年上かも
仕事突き詰める姿が尊敬を集める
対人関わるなら深い話ができる人
決断本当に貫きたいこと/専門分野
逆位置
Keyword
現実逃避
直視したくないことから目を背けても、現実は好転しない。まずはありのままを認めて
隠者の逆位置の意味は?
輝かしい過去を振り返ることで、目の前にある現実に目を背けてしまっている状態を表します。本当は、言い訳などせずに見るべきものがあるはずです。
逆位置キーワード
思い出/没頭し過ぎ/卑屈/寂しさ/目を逸らす/言い訳をする/孤独に引きこもる/強い劣等感
【逆位置】悩み別読み解き例
恋愛妄想/未練たらたら
仕事不要なプライド
対人気疲れ/世間体が気になる
決断視野が狭くなっている可能性
隠者を人物やキャラクターに当てはめて読み解く
【正位置】
- 静かで知的。精神的に成熟しているので、滅多なことでは感情的にならない。
- 研究者気質で何かを極めることが得意。かなりマニアックな世界の住人。
- 後ろ向きで人嫌い。世間に嫌気がさしているため、自分の世界に引きこもりがち。
- 過去に囚われていて、現状が疎かになっている。現実逃避癖がある。
タロット深ヨミ
タロットでは、左側は過去を表します。「隠者」に描かれた老人は左を向いており、過ぎ去ったことに思いを馳せていることが伝わってきます。自分自身の人生だけでなく、人類や宇宙の長い長い歴史にも思いを巡らせているのでしょう。
【隠者】まとめ
深い内省と悟りのカード、「隠者」は
- 正位置ならひたむきにひとりで追求する理想
- 逆位置なら重要なことから目を逸らしている状況
を表すカードでした。「隠者」にはとことん自分と対峙する力があります。正位置の場合は、自分のあらゆる側面を認める覚悟を持ちましょう。一方で逆位置の場合は、見たくないものも見るのだと腹をくくることが大切です。
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