「丙（ひのえ）」の性格、恋愛傾向、仕事運、相性占い【四柱推命】

「丙（ひのえ）」は、陰陽五行説における「木火土金水」の5つの気の「五行」を、陰と陽にわけた「十干（じっかん）」のひとつ。「丙」は「火の兄（え）」であり、陰陽では「陽」とされています。
空にさんさんと輝き、見返りなど求めず明るさと温かさを注ぐ太陽を象徴します。

「丙」の基本性格

明るくて楽観的な性格です。小さなことで悩んだり、失敗を引きずったりせずに、カラッと切り替えることができるでしょう。常に物事の明るい側面に目を向けることができるのです。また、瞬発力があって興味を持ったらすぐに行動を起こせるアクティブな一面も。｢自分ならできる｣という自信も、うまくいかなければ別の方法を試せばいいという前向きさもあるので、迷いなく動けるでしょう。
ただ、自信があり過ぎて強引になってしまったり、勢いよく始めたけれど継続できなかったりする部分も。強いパワーをコントロールできるようになると、さらに輝きが増します。

十干（じっかん）同士の相性は、精神的な結びつきを示します。
相性がいい場合、自然と惹かれる感覚を抱き、相性が悪い場合には、なぜか反発を感じることがあります。ただし、結びつきが強すぎると理性を失いやすくなるということも。

「丙」から見た相性相関図

一般的に、「丙」と最も相性がいいとされるのは「辛（かのと）」です。
その次に相性がいいのは、五行の「木」や「土」の性質を持つ「甲（きのえ）」、「乙（きのと）」、「戊（つちのえ）」、「己（つちのと）」とされています。

「丙」と「甲（きのえ）」の相性

｢丙｣の明るくて積極的な一面を、｢甲｣が引き出してくれる相性です。｢丙｣は、｢甲｣の褒め言葉やアドバイスを素直に信じてどんどん行動できるでしょう。そんな｢丙｣の姿が｢甲｣にも良い影響を与え、ふたりともパワフルで元気になれる相性でもあります。｢丙｣から甘え過ぎないように気をつければ、関わるほどにお互いの幸せが大きくなっていくはず。

「丙」と「乙（きのと）」の相性

｢丙｣が｢乙｣から大切にしてもらい、癒やしてもらえる関係性です。｢丙｣が何かをしたいときには、｢乙｣がさりげなくサポートしてくれたり、くじけそうなときには継続するパワーを与えてくれたりするでしょう。そういった関わりの中で、実は｢丙｣が｢乙｣を成長させることも多い相性でもあります。｢丙｣が強く出過ぎないことが、お互いに心地よく関わり続けるカギ。

「丙」と「丙（ひのえ）」の相性

似ている部分が多くて、何かと共感できる相性。お互いの存在が心にあるだけで、元気になれます。特に、楽しいことをするときに一緒にいると、思い切りはしゃいで盛り上がるでしょう。また、同じ目標を目指せば、励まし合いながらパワフルに進んでいけるはず。壁にぶつかっても、ふたりともポジティブなので明るく善後策を見つけられます。

「丙」と「丁（ひのと）」の相性

通じ合うものを感じ合えて、心地良く一緒にいられる相性。｢丙｣が楽しくポジティブに行動を起こせば、｢丁｣は的確な分析をしながら決して出しゃばらずにサポートをしてくれるでしょう。｢丙｣が引っ張る空気が生まれやすいし、その立ち位置が良好な関係を築き続ける秘訣でもあります。｢丁｣の気持ちを汲み取ることを意識するとベスト。

「丙」と「戊（つちのえ）」の相性

明るくてアクティブな｢丙｣と安定した落ち着きがある｢戊｣は、お互い自分にはないものに惹かれ合い、認め合える相性です。特に、｢丙｣から｢戊｣に関わっていくことで、幸せな流れが生まれたりそれぞれの輝きが増したりするのが特徴。それぞれが自分のペースで過ごしていても自然と足並みが揃い、たとえ離れていても心は強く繋がっています。

「丙」と「己（つちのと）」の相性

｢丙｣から惜しみなく情を注ぐことができる相性です。｢己｣もそれを素直に受け止めるので、お互いに無理せず心地よく一緒にいられるでしょう。時には、｢丙｣が甘やかし過ぎてしまう場合もありますが、そういうコミュニケーションの中でも心の繋がりは深く強くなっていきます。また、｢己｣の何気ないひと言で｢丙｣が失敗を予防できることもあるはず。

「丙」と「庚（かのえ）」の相性

お互いの考えをなかなか理解できない場面もある相性。その上、ふたりとも正直なところがあるので、本音がぶつかり合うこともあるでしょう。ただ、だからこそ気づけることがあったり、お互いを知ることができたりするはず。また、｢庚｣が｢丙｣に思いがけない情報や人脈、さらには金運を運んできてくれることもある相性です。

「丙」と「辛（かのと）」の相性

｢丙｣が｢辛｣の魅力を引き出し、いっそう輝かせることができる相性。｢辛｣からは憧れを抱かれ、どんな関係であってもふたりともとても良い気分で過ごせます。特に、お互いに照れずに褒め合うことができるのが素晴らしい部分。｢辛｣が言ってくれた嬉しいことを信じていると、｢丙｣の魅力と可能性はどんどん大きくなっていきます。

「丙」と「壬（みずのえ）」の相性

ふたりとも心や時間に余裕があるときには、お互いに優しい気持ちを自然と抱き合うことができます。ただ、｢壬｣が感情的になると、｢丙｣は何もできずに機嫌が直るのを待つしかなくなるでしょう。日常的に関わる距離感になると、｢壬｣に振り回されていると感じてしまう場合も。ただ、時々会うくらいであれば、お互いに心からの笑顔で過ごせます。

「丙」と「癸（みずのと）」の相性

｢癸｣が｢丙｣をコントロールしたくなる相性です。そうなると、｢丙｣は束縛されたり足を引っ張られていたりするように感じてしまい、持ち前の明るさや快活さが影をひそめてしまう場合もあるでしょう。また、｢丙｣が自分のペースを守りたくて反発することも。ただ、慎重な｢癸｣の言葉にじっくりと耳を傾けてみると、｢丙｣の中でより素晴らしいアイデアが生まれるはずです。

十干と十二支が組み合わさることで、全60種類の「六十干支（ろくじっかんし）」が形成されます。この六十干支は、それぞれが陰陽の性質と異なる特徴を持ち、細やかな個性を生み出します。

六十干支リスト

この中で「丙」の性質を持つ組み合わせは6種類。それぞれの十二支の影響を受け、同じ「丙」であっても少しずつ異なる性格や運勢が現れます。
↓こちらのページで、ご自分の六十干支を確認してみましょう（自動計算あり）。

あなたはどの「丙」タイプ？