十二支「寅(とら)」の性格、恋愛傾向、仕事運、相性占い【四柱推命】

十二支の「寅」は、思慮深さ・勇気・大胆さなどの性質を備えています。本記事では、「寅」の基本的な性格、恋愛傾向、仕事運、対人傾向、相性について紹介します。
目次
「寅」の季節は「晩冬の2月」
十二支の3番目の「寅(とら)」。
十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「寅」の担当月は2月。二十四節気の「立春(りっしゅん)」と「雨水(うすい)」の時期です。
担当時間は深夜3時〜5時の2時間。
旧暦では1年の始まりを告げる立春や朝を感じ出す時間帯から、虎視眈々と動き出す様子を象徴します。

「寅」はどんな性格?
「寅」の基本性格

普段はどこかのんびりとして楽天的な部分もありますが、何か目標ができるとじっくりと考えて細かい部分までキッチリと準備をします。そして、高い理想に向けて覚悟を決めて大胆に取り組み、「やると決めたらとことんやる」と進んでいくでしょう。また、将来を見据えて動くのではなく、その瞬間の好きなことや興味があることにエネルギーを注ぐのも特徴。
ただ、迷い始めるとデメリットやリスクにばかり目がいき、決断力が落ちる一面もあります。それでも、あれこれと理屈で考え過ぎずに自分の感覚を信じて決めれば、本来の強いパワーを発揮できます。
「寅」の恋愛傾向
ロマンチストな一面があり、大恋愛を夢見るタイプ。また、ポジティブな雰囲気で人の恋心をつかむことも多いでしょう。ただ理想が高いので、アプローチされたからといって妥協して付き合うことはありません。けれど、いざ付き合ってみると、細やかさや励まし上手な一面も出てきて相手を上手にサポートできます。また、広い心で相手を受け止めながら、ユーモアの溢れるコミュニケーションをとれるでしょう。
やきもち焼きな一面がありますが、ジェラシーを甘く伝えれば恋が盛り上がります。
「寅」の仕事運
仕事を始めたばかりの頃はあまり目立たない存在でも、だんだんと実力を発揮して高く評価されるようになります。それは、周りの人のやり方や仕事の動きを常に冷静な目で観察しているから。そして、根気よくチャンスを待って「今だ」というときに大胆で機敏に動けるからでもあります。
ただ、リーダーや指導者という立場になるとストレスが大きくなり過ぎます。個人プレーができる仕事のほうが良いでしょう。
「寅」の対人傾向
周りの人の性格や考えていること、ウィークポイントや地雷などを、静かに観察するタイプです。その上で、ソフトで素直な振る舞いができるでしょう。どこかおおらかな雰囲気も漂わせる人気者でもあります。
ただ、自分から謝ったり折れたりするのは苦手。また人と一緒にいる時間が長過ぎると疲れてしまうでしょう。
「寅」と相性がいいのは?
十二支同士の相性は、現実的な側面(価値観、結婚後の生活、性生活など)における相性を示します。
相性がいい場合、ふたりの人生において発展性が生まれますが、相性が悪い場合には、感覚のズレが原因で生活面でうまくいかなくなることがあります。
「寅」から見た相性相関図

一般的に、「寅」と最も相性がいいとされるのは「亥(い・いのしし)」です。
その次に相性が良いのは、西洋占星術のホロスコープ的に見て、自分と120度の関係にある「午(うま)」と「戌(いぬ)」とされています。
占いアドバイス
十二支同士で見る相性はとても簡易的なもの。四柱推命の広大で奥深い世界のほんの一部に過ぎません。たとえ結果が良くなくても、気にしすぎないで。
「寅」と「子(ね・ねずみ)」の相性



すぐに心を開き合えるだけでなく、お互いを大切にしながら関係を築いていける相性。どんな立場で関わっても、「寅」がリードして「子」が気配りをしながらついてきてくれるでしょう。また、ふたりとも正直に話ができるのも特徴で、友達同士であれば何でも話せる親友に。恋愛関係になれば、「寅」が情熱的な空気を盛り上げながら楽しい交際ができます。
「寅」と「丑(うし)」の相性



ふたりとも強い意志の持ち主なので、意見がぶつかったときにはお互いに譲れずにギクシャクすることもある相性。また夫婦になると、「寅」が「丑」に甘え過ぎて、何でも許されると思ってしまう場合もあるので気をつけて。「丑」のほうが合わせてくれている場面が多いのだと考えて関わっていくと、平和な空気が続きやすくなります。
「寅」と「寅(とら)」の相性



それぞれが自分のことに集中するし、「相手には相手の考えがある」と尊重する空気が生まれる相性。干渉し過ぎずに関わっていけます。ライバル関係になることもありますが、どちらが勝ってもさっぱりとしているのが特徴。一方で恋人や夫婦になると、情を注ぎ合って甘い空気も味わえるはず。けんかもありますが、根に持ちません。
「寅」と「卯(う・うさぎ)」の相性



どこか楽天的な部分があるのはふたりの共通点。違う部分も「まぁなんとかなる」と受け入れ合いながら楽しく関わっていけるでしょう。ただ、どんな関係であっても、パワーバランスは「寅」のほうが強くなるのが特徴。実は「卯」が合わせてくれている場面もあるでしょう。カップルになると、「卯」が「寅」を頼りにします。
「寅」と「辰(たつ)」の相性



お互いに言いたいことはハッキリと言葉にする相性。それだけに、傷つけ合ったり意見が対立したりすることもあるでしょう。ただ、お互いの能力を認め合ったり聞く耳を持ったりすれば、高め合えるふたりでもあります。また、それぞれが自分のことに向き合いお互いを応援するという関わり方をすると、モチベーションを高めやすくなるはず。
「寅」と「巳(み・へび)」の相性



いったん亀裂が生まれると、それを埋めるのが難しくなる相性。トラブルがこじれやすいので、最初からぶつからないように注意するか距離をおいて付き合うといいふたりです。大胆な「寅」と緻密な「巳」では、物事を進めるリズムや得意分野が違うので、役割分担をはっきりとさせることが重要。ふたりとも情熱的なので、一気に恋愛が燃え上がることもありますが、恋が続くためにはお互いへの思いやりが大切です。
「寅」と「午(うま)」の相性



最初から気が合うだけでなく、協力することで大きな結果を出せる相性。会話も遊びも盛り上がります。また一緒に何かに取り組むと、フットワークの軽い「午」のペースに心地よく乗っていくことができて、「寅」は思う存分本領を発揮できるでしょう。恋愛はオープンで夫婦になっても本音の話し合いができるはず。セックス相性も良く、いつも仲の良いカップルになります。
「寅」と「未(ひつじ)」の相性



大胆な一面がある「寅」にとっては、用心深い「未」の言葉が細かすぎて面倒に感じることもあるでしょう。言い争いになると、なかなか止まらない相性です。ただ、落ち着いて話し合えば、それぞれがしっかりと深く考えていることも伝わり合うでしょう。「未」のアドバイスを取り入れる前提で話をしてみると、物事を進めやすくなります。
「寅」と「申(さる)」の相性



決心すれば一点集中型になる「寅」と、軽やかに複数を同時進行する「申」とでは、なかなか足並みが揃いません。パワーバランスとしては「申」のほうが強いので、「寅」が自分のリズムを守れず「申」にイライラしてしまうことが多いでしょう。苛立ちが募ると厳しい発言をして関係に亀裂が入ってしまうことも。また、愛情がらみのトラブルも起きやすい相性。冷静さを保てる距離感が大切です。
「寅」と「酉(とり)」の相性



お互いに、自分とは違う部分が目についてモヤモヤしてしまいやすい相性。「寅」からすると「酉」は人の目を気にし過ぎているように感じるし、「酉」は「寅」に対して「体裁を気にしてほしい」と思ってあれこれと注文をつけたくなるでしょう。とことん究めようとする部分はふたりの共通点なので、良きライバルだと受け止めるのが前向きな影響を与え合うカギ。
「寅」と「戌(いぬ)」の相性



大切なことに対して誠実に取り組む姿勢が共通点のふたり。価値観でも通じ合う部分が多くて、すんなりとわかり合えたり協力できたりする相性です。一緒にひとつのことを進める中で、自然と信頼が育まれます。友達同士であれば親友になれるはず。また恋も生まれやすく、本音で向き合える関係を築いていけるでしょう。セックス相性も良く、夫婦になっても円満な関係が続きます。
「寅」と「亥(い・いのしし)」の相性



共通の目的に向かって一時的に強い協力関係で結ばれることがあるふたり。ただ、長続きする相性ではなく、関わり過ぎるとお互いに何かを犠牲にすることになる場合も。また、波長が合っているときとそうでないときのギャップが激しいのも特徴です。恋人や夫婦という関係では、「寅」が「亥」を理解して包み込むような立ち位置になっていくでしょう。
六十干支の中に「寅」は5種類
十干と十二支が組み合わさることで、全60種類の「六十干支(ろくじっかんし)」が形成されます。この六十干支は、それぞれが陰陽の性質と異なる特徴を持ち、細やかな個性を生み出します。
六十干支リスト

この中で「寅」の性質を持つ組み合わせは5種類。異なる十干の影響を受け、同じ「寅」であっても少しずつ違う性格や運勢が現れます。
↓こちらのページで、ご自分の六十干支を確認してみましょう(自動計算あり)。