「丁(ひのと)」の性格、恋愛傾向、仕事運、相性占い【四柱推命】
目次
「丁」は五行の「火の陰」
「丁(ひのと)」は、陰陽五行説における「木火土金水」の5つの気の「五行」を、陰と陽にわけた「十干(じっかん)」のひとつ。「丁」は「火の弟(と)」であり、陰陽では「陰」とされています。
灯火やロウソクのように、暗い所を照らし物が見えるようにする光を象徴します。
「丁」はどんな性格?
「丁」の基本性格
穏やかな思いやりの持ち主で、外に対して強く自分を主張することはほとんどありません。それよりも、じっくりと自分自身の内側を見つめ、考えを深めていくことが多いタイプです。周りに対する洞察力もずば抜けていますが、自分自身のことも細かく的確に分析しているでしょう。
また、大変なことでも「自分が頑張れば何とかなる」と考えて踏ん張ることができる底力も。けれど、その一面が裏目に出ると、我慢し過ぎてある日突然激しく爆発する可能性があることには注意が必要。自分自身にも優しくすることを心がけると、本来の真心の深さや謙虚さが光り続けます。
「丁」の恋愛傾向
好きな人には献身的に愛情を注ぐ恋愛をします。相手が何を望んでいるのかを鋭く察知できるので、痒い所に手が届く尽くし方ができて、「いつの間にか必要不可欠な存在になっていた」と思われることも多いでしょう。また、独特の艶っぽさがあるのも特徴で密かにモテます。
ただ、無意識のうちに相手に合わせ過ぎてしまい、ある時いきなり不満を爆発させる場合も。自分の言いたいことも普段から小出しにすると、さらに幸せな恋ができます。
「丁」の仕事運
実は、心の内に情熱を秘めているタイプ。ほかの人は気づかないことにも着目できるし、創造性や表現力も豊か、手先も器用です。隙間産業やクリエイティビティを求められる仕事、何かを作る仕事で大いに活躍できます。
ただ、考えを強く主張するのは苦手。それで社会に出たばかりの頃は目立たない存在になることもありますが、30代や40代になってから高く評価される仕事運の持ち主です。
「丁」の対人傾向
自分のことを後回しにしたり自分を犠牲にしたりすることも多い人情の持ち主。控えめで、周りの人たちをサポートするのが上手です。また、人が言葉にしない感情やストレスにも気づくことができて、そっと手を差し伸べることもできるでしょう。
ただ前向きな人たちと一緒にいると輝けるけれど、悲観的な人たちと付き合うと魅力を発揮できないという一面もあります。
「丁」と相性がいいのは?
十干(じっかん)同士の相性は、精神的な結びつきを示します。
相性がいい場合、自然と惹かれる感覚を抱き、相性が悪い場合には、なぜか反発を感じることがあります。ただし、結びつきが強すぎると理性を失いやすくなるということも。
「丁」から見た相性相関図
一般的に、「丁」と最も相性がいいとされるのは「壬(みずのえ)」です。
その次に相性がいいのは、五行の「木」や「土」の性質を持つ「甲(きのえ)」、「乙(きのと)」、「戊(つちのえ)」、「己(つちのと)」とされています。
占いアドバイス
十干同士で見る相性はとても簡易的なもの。四柱推命の広大で奥深い世界のほんの一部に過ぎません。たとえ結果が良くなくても、気にしすぎないで。
「丁」と「甲(きのえ)」の相性
「丁」の輝きが増すために、「甲」が自分のことを後回しにしても尽くしてくれる相性。それによって、「丁」ならではの洞察力や分析力に磨きがかかり、素晴らしいアイデアがたくさん出てきます。「甲」がいてくれることで自信が高まるはず。「甲」の存在を当たり前だと思わず、「丁」らしい謙虚さを忘れずに関わっていくと、お互いがさらに心地良く過ごせます。
「丁」と「乙(きのと)」の相性
穏やかで優しい気持ちを抱き合い、平和に関わっていける相性です。特に、「乙」がたっぷりと思いやりを注いでくれるので、「丁」はホッと安心できる瞬間が多いはず。また、お互いにちょっとした言葉や表情から気持ちを察し合うこともできます。多くを語らなくても分かり合えるでしょう。「丁」が甘え過ぎないことが幸せな関係を保つ秘訣。
「丁」と「丙(ひのえ)」の相性
波長が合い、楽しく過ごせる相性です。はっきりと言葉にしなくても、お互いの気持ちを理解できる場面もたくさんあるでしょう。やる気を高め合えるふたりでもあります。ただ、主張も勢いも「丙」のほうが強いのが特徴。基本的にはリードしてもらい、「丁」がさりげなくサポートをするようなバランスを意識すると、お互いにいっそう気分良く過ごせます。
「丁」と「丁(ひのと)」の相性
お互いの気持ちを、表情を見ただけで一瞬にして理解し合えるような相性。ほかの人には長々とした説明が必要でも、2人の間では何も言わなくても通じ合えることもあるでしょう。頭が良いという共通点もあるので、知的な会話が盛り上がるのも特徴。要望や不満があるときには我慢せず正直に話すと、お互いへの尊敬や感謝がいっそう深まる会話ができます。
「丁」と「戊(つちのえ)」の相性
結びつきの強いふたりで、理屈抜きに居心地の良さを感じられる相性です。「戊」がいてくれることで「丁」の心が安定するのが特徴。ひとりで考えていると迷い続けてしまうことでも、「戊」のちょっとした提案やアドバイスですんなりと決めることもできるでしょう。そういったことの積み重ねの中で、「丁」の能力や魅力が輝きを増していきます。
「丁」と「己(つちのと)」の相性
お互いに無理せず自分らしくいられる相性で、縁の強いふたりです。「丁」が「己」に守ってもらうような雰囲気になる場面も多いでしょう。また、お互いに強く主張したり相手を押しのけようとしたりしないので、たとえ意見が違うことがあってもトラブルにはならないはず。自然と歩み寄り合ってふたりとも納得できる結論を出します。
「丁」と「庚(かのえ)」の相性
「丁」のほうが強い立場になりやすい相性です。厳しくしているつもりはなくても、「庚」をビシビシと鍛えるような雰囲気になることもあるでしょう。「庚」がプレッシャーを感じていないか、「丁」ならではの洞察力を研ぎ澄ませて観察することがポイント。それができると「庚」は「丁」にお金や有益な人間関係を運んできてくれるようになるはず。
「丁」と「辛(かのと)」の相性
控えめな「丁」と華やかさを好む「辛」は、惹かれるものや優先順位が違ってストレスを感じることもある相性。そんなつもりはなくても、お互いを傷つけてしまう場面もあるかもしれません。「丁」ならではの思いやりと分析力で、「辛」の細やかな感受性を受け止めると、優しい空気が流れるようになるはず。それだけでなく、「辛」から多くの幸運がもたらされるようになる相性でもあります。
「丁」と「壬(みずのえ)」の相性
相手の魅力を素直に感じ合い、褒め合うこともできる相性です。特に、「壬」が「丁」の輝きを引き出し、高めてくれることが多いはず。お互いに快く歩み寄れるので、苛立ったり言い争いになったりすることもありません。ひとつのことを話し合えば、「丁」の洞察力と「壬」の広い視野を活かして素晴らしいアイデアが出てきます。また、近くにいても離れていても心が通じ合うでしょう。
「丁」と「癸(みずのと)」の相性
順応性の高い「癸」ですが、「丁」に対しては強気になることも少なくないでしょう。「丁」としては、コントロールされているような気分になることもある相性です。ただ、「丁」の鋭い分析力と「癸」の慎重さがお互いに見えてくると、心から認め合えるようになります。それだけでなく、言葉にしない気持ちも分かり合えるようになっていくでしょう。
六十干支の中に「丁」は6種類
十干と十二支が組み合わさることで、全60種類の「六十干支(ろくじっかんし)」が形成されます。この六十干支は、それぞれが陰陽の性質と異なる特徴を持ち、細やかな個性を生み出します。
六十干支リスト
その中で「丁」の性質を持つ組み合わせは6種類。それぞれの十二支の影響を受け、同じ「丁」であっても少しずつ異なる性格や運勢が現れます。
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