【2023】初詣に行こう!明治神宮の初詣を楽しむポイントは?
目次
そもそも初詣とは
初詣とは、1年の始まりに神社や寺社でその年の幸せや願い事を祈願する行事です。年間9000万人もの人が参加する一大行事で、日本人にとって大切な暦の区切りとなっています。
初詣の起源
起源とされるものは「年籠(としごもり)」といわれます。年籠とは、大晦日の夕方からその家の家長が氏神である神社に籠って夜を明かすものでした。これは平安時代から続く習慣で、その年の家内安全や豊作を祈願していたそうです。
近年になってからそのしきたりは変化し、正月に寺社へ参拝する初詣に変化していきました。
初詣の参拝について
普段の神社では神社の営業時間しか参拝できませんが、元旦に限っては、大晦日の夜から元日の朝まで参拝ができます。
日本人というのは、礼と義を重んじる民族です。
普段はお賽銭と一礼でお詣りを済ませている方も、神様へ年初のお願いをするときは、「昇殿参拝」を神社にお願いしてみてはいかがでしょうか。
「昇殿参拝」は、「正式参拝」とも呼ばれ、伝統の作法にならい、正装で参拝することを指します。神社へご祈祷料を納め、神社の神職が神様へ参拝者の願いを奏上します。
新年にだけ参拝するのは「たまに詣」?
正式な初詣とは、毎日神社を参拝している人や、毎月1回や2回神社を参拝している人が、新年になって初の神社参拝することを「初詣」と言います。
茶道も新年初めてお茶の席をすることを「初釜」と言います。また、新年に初めて書道をすることを「書き初め」と言いますね。
同じように、2月から12月まで全く神社を参拝しない人や、1年の内に2〜3回ほどしか神社を参拝しない人は、神道的な目線から言えば「初詣」とは言えないのです。しいて言えば、「たまに詣」と言った方がよいかもしれませんね。
神社Tips! チャリンコ詣り
賽銭箱に小銭で賽銭を入れるお詣りを、俗に「チャリンコ詣り」と言います。なぜチャリンコ詣りと言われるかというと、10円、15円、50円、100円、500円の小銭を賽銭箱にチャリーンと入れるからです。自転車の「チャリンコ」ではないみたいですね。
初詣参拝者全国1位!明治神宮で初詣を楽しむ
明治神宮の見どころ
東京都渋谷にある明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を御祭神とする神社で、なんと毎年約310万人もの人が参拝します。 混雑の中でもパワースポットを見逃さないよう、重要な見どころ3選をまとめました。
良縁の夫婦楠(めおとくす)
拝殿近くにある大きな2本の楠は明治神宮の創建時に奉納されました。明治天皇とその皇后の仲が良かったことから、良縁祈願や夫婦円満のパワースポットとして親しまれています。
清水が湧き出る清正井(きよまさのいど)
都会のど真ん中なのに透明度の高い清水が湧き出ている清正井。かの有名な加藤清正の屋敷の下から掘り出されたと伝えられていることから清正井と呼ばれています。飲料水ではありませんが、近づくだけで浄化のパワーがあると言われています。
長命祈願の亀石
本殿の北側に、亀の姿によく似た大きな石があります。その姿から健康長寿のパワースポットとして愛されている「亀石」です。また金運や縁結びにも効果があると言われているので、明治神宮の必見ポイントです。
おすすめ初詣参拝ルート
余すことなく福を拾うためのおすすめ参拝ルート。ルート序盤の明治神宮の一の鳥居は原宿駅方面から進むと到着できます。
ちなみに1月1日は大混雑のピーク!少しでも余裕を持つならば、正月期間中の14時あたりが安心して参拝できそうですよ。
①一の鳥居
原宿駅方面に構える巨大な一の鳥居の手前で、60度ほど低頭してから参道の左側を歩きます。
②二の鳥居
拝殿方面へ向かうと2つ目の鳥居、二の鳥居に出会います。ここでも60度ほど低頭してから拝殿へ向かいます。
③賽銭箱前
拝殿につき、賽銭箱の前に着いたら、賽銭を入れ、
- 90度ほどの角度で2礼2拍手
- 神様のお名前を何度か読み上げる。
- 自分の願いを祈る
- 1礼
また、今年こそは!という願いがありましたら「神楽殿」のご祈祷受付でご祈祷をお申し込みください。ご祈願後に、神札その他が授与されます。(内容は、ご奉納額に見合ったものになります)
初詣ならではの開運アクション
①参拝前の御守り購入
参拝前に明治神宮内で御守りを購入してから参拝されることをおすすめします。ご神前に御守りを持っていくと御守りの効果がさらにアップしますよ。
明治神宮の御守り https://www.meijijingu.or.jp/sanpai/6.php
②参拝後、神宮内や周辺での食事
初詣の参拝後に明治神宮内やその土地のお店で直会(なおらい)つまり、食事をしてください。明治天皇がお好きだったあんぱんやワインをいただくと、運気もアップしそうですよ。初詣の記念に食事をすると、明治神宮で得たパワーを体内に取り込めます。
明治神宮内の食事処 CAFÉ「杜のテラス」 https://www.meijikinenkan.gr.jp/forestterrace/facility/moricafe.html
明治神宮
ご利益
家内安全、恋愛成就、良縁祈願、厄払い、合格祈願、不老長寿
アクセス
原宿駅・明治神宮前駅から徒歩1分
公式HP https://www.meijijingu.or.jp/
初詣Q&A
いつまでにいけばいいの?
関東は1月7日まで、関西は1月15日までといわれますが、神棚に供えていた鏡餅を鏡開きをする1月11日までが良いでしょう。
お賽銭はいくら?
お賽銭は決まった額がありません。また、神様は賽銭の額で判断しないという見方もあるので、お財布の中に入っている小銭をできる分だけ奉納するという形で十分です。
しかし、お賽銭というものは、神様に対して自分の気持ちをお金に替えて伝えるものです。
去年の1年間お世話になり、今年もお世話になる神様ですから、今年はこれだけはお願いしたい!というここぞという時は、心を込めてまとまった額(神社によって差はありますが、3千円・5千円・1万円など)をのし袋などに入れて神社に納める「ご祈祷」をおすすめします。
おみくじを引いたらどうすべき?
諸説ありますが、おみくじで、佳き言葉(吉や大吉)が出たら持ち帰り、悪い言葉(凶)が出たらおみくじを結ぶ場所に置いていくことが最近の慣わしになっています。
絵馬は書いた方がいい?
神社でのご祈祷後にいただく絵馬は、自分の願いを言葉にして宣言するので非常に力があります。社務所や御守り授与所で絵馬を頂いて神社の所定場所にかけるのも効果があります。