> 占術について
「天格」は姓を構成する文字の合計です。先祖や家族全体に関わるもので、個人の吉凶を判断する格ではなく、名前とのつながりによって運勢が変わってきます。時期で言うと誕生の瞬間と晩年期の運勢を示します。また仕事運を見る時にも使います。 | |
「人格」とは姓の最後の文字と名前の最初の文字の画数を足したものです。中年運(主運)という一生を通しての運勢の基本になる部分を支配する格で、運命的にもっとも大切なところです。人生の中では30歳から35歳をピークに20歳過ぎから60代まで、ゆるやかに影響を与え続けます。 | |
「地格」は名前の文字の合計数。初年運という人生の基礎を形成する幼年期から青年期にかけての運勢を司ります。人生の中では幼年期から20代前半にかけて影響を与えます。また恋愛運や恋愛傾向を占う際にもこの格を見ます。結婚すると天格が変わる女性に関しては、この格が特に大きく作用します。 | |
「外格」は総格から人格を除いた数です。家族や夫婦関係、社会的な対人関係など、自分とまわりの関係を示す運勢(副運)を司る格です。人格を補助する格なので、影響を与える時期も人格と同じです。特に女性はこの格の影響が男性よりも早く表れ始めます。 | |
総格は姓と名前の全ての文字の合計の数字です。人生の後半の運気(後運)を中心に、生涯の全体的な運勢も示します。女性の方が早く影響が出ます。運勢に与える影響が非常に強い格で、他の格にマイナスの数があっても、総格がプラスであれば総体としてプラスになります。 |
五行とは、この物質世界を構成している木・火・土・金・水の5つの性質のことで、自然の運行を5つの段階に分けたものとされています。
東洋思想の基本的な考え方の1つとされており、姓名に五行を組み合わせることで、名前から影響を受けている性質を知ることができます。
「春」を象徴しています。木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっており、樹木の成長や発育する様子を表すとされています。 | |
「夏」を象徴しています。光り輝く炎が元となっており、火のような灼熱の性質を表すとされています。 | |
「季節の変わり目」を象徴しています。植物の芽が地中から発芽する様子が元となっており、万物を育成・保護する性質を表すとされています。 | |
「秋」を象徴しています。土中に光り輝く鉱物・金属が元となっており、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表すとされています。 | |
「冬」を象徴しています。泉から湧き出て流れる水が元となっており、これを命の泉ととらえ胎内と霊性を兼ね備える性質を表すとされています。 |
算命学は3000年以上前に古代中国で生まれた学問で、陰陽五行説を基本とした予知学です。人は宇宙の縮図であるという考えのもと、自然界、つまり宇宙の法則を人間に当てはめてその人の持つ宿命を予測していくというものです。
宿命とは天から与えられた使命であり、「運命」とは宿命を果たすために辿る道筋であるとされています。
つまり目的地(宿命)に向かってさえいれば、本人の努力次第でどんな道(運命)でも辿ることができるのです。だからこそ人生に迷った時に、算命学で己の宿命を知ることが、そしてそこへ続く運命を知ることが、文字通りの道しるべとなるのです。